マインドフルネス

昨日の夕方Eテレ(NHK教育テレビ)でマインドフルネスというテーマで放映があり、興味深かったのでこれについて少し書きたい。

番組ではその概要、脳科学的効果、講師・ゲストによるマインドフルネスの実演などを軸に進められていた。

以下はWikipediaより引用したマインドフルネスの解説であり、かつ私が注目した点。

マインドフルネス(mindfulness)という用語は、パーリ語サティ(sati)の翻訳であり[9] 、サティはいくつかの仏教の伝統における重要な要素である。

上で言うサティをWikipediaで調べると:

パーリ語でサティsati[1]smṛti[1]:スムリティ)とは、特定の物事を心に(常に)留めておくことである。日本語では(ねん)や[1][2]気づき、英語ではマインドフルネス(mindfulness)[2]などと表現する。漢訳で念。仏教の実践において正念(しょうねん、sammā-sati)とは、八正道(はっしょうどう)の一つとして重視される。正しい念は、三十七道品のなかの四念住(しねんじゅう)などにおける念とあるように、基本概念の一つである。対象に執着あるい嫌悪などの価値判断を加えることなく、中立的な立場で注意を払うことを意味し、仏教における瞑想の基礎的な技術の一つであり、念を深めると心が固定され、何事にも惑わされない(じょう)の状態に至るとされる。

’何事にも惑わされない定の状態’とは多分「自我をよく制御・管理」できるということかな?

うつ病患者数は日本では欧米より少ないそうだが、自殺率を見ると日本・韓国のほうがかなり高いらしい。また欧米ではうつ病に対する援助がかなり手厚いそうで、それを申告しやすい状況。それが患者率の差にあらわれているのだそうだ。

Eテレではこのマインドフルネス・念を治験者に3日間実践させたところ、特にマインドフルネスを意識せずこの治験者と似たような行動をした別の治験者との間で、脳の情に関わる部位に明らかな違いがでてきたことに脳科学者はかなり驚き、興奮したとのこと。

またテレビでは、夜眠れない時や不安に陥った時、「雑念、雑念」と心でつぶやくことで念の効果=催眠状態へ導きやすいと講師が教えていた。私自身も何かに興奮して寝付きにくいときがままあるなか、昨夜はこの「雑念、雑念」のつぶやきで約9分くらいで入眠できたようだ。

瞑想、無我など仏教では得意なテーマがこの先世間を、否最低限私生活の大事な部分になるに違いない。

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