糠漬けの不思議

Wikipediaによれば糠漬けのルーツは平城京の時代にまで遡るらしい。平城京時代とは奈良時代のこと。西暦で言うと700年ころからで平安京に都が出来る間の100年間弱続いた時代。1300余年もの歴史がある漬物のようだ。

稲垣えみ子の「レシピがいらない四季の食卓」を読み始めて以来もっとこの漬物と仲良くなるべしと決意しているこの頃だが、我が家で糠漬けを漬け始めたのはもう5-6年前か?友人からぬか床の糠を頂いたのがきっかけだ。

考えてみれば糠漬けは不思議な漬物である。冬はもちろん夏場でも日々糠床の撹拌を怠らなければ腐りもせず、野菜などを放り込んでおけば最短で6時間くらいで漬物が出来上がる。加熱していないので酵素もそのまま保存されるはずで、糠床の乳酸菌効果で腸にもやさしいありがたい食材。

最近知ったことだが糠床から出した野菜などは糠を洗い流さず、軽く吹く程度で食べる方法もあるとのこと。今朝出来がった胡瓜と新生姜もその方法で食べてみよう。

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