Raspi3が遊んでいることが分かったので、使っていなかったケースを組付けてみたらがぜん創作意欲が沸き、今回監視カメラシステムを作ることにした。
組付けは特に問題なかったが、マイクロSDカードを指先で抜き取るのは難しい。起動してみるとRasbian Stretchが導入されていたので、まず最新のRaspberry PI OS (Debian Buster)を導入することからスタート。相変わらず固定IPを割り振る際のトラブルに見舞われたが、何とかeth0とwlan0を設定した。
Raspi起動時にmotionを自動起動する
Raspiの起動時にmotionが起動すると便利なのでその設定。
$ sudo vi /etc/rc.local
# Print the IP address
_IP=$(hostname -I) || true
if [ "$_IP" ]; then
printf "My IP address is %s\n" "$_IP"
fi
motion & <=== これを追記
exit 0
motionのデータ保存場所をnasへ変更
画像・映像データは概してファイルサイズが大きい。このためSDカードの残容量を圧迫することになるので、極力接続するHDDやnasへの格納が好ましい。
設定ファイルを編集
$ sudo vi /etc/motion/motion.conf
404行目付近のtarget_dir以下をnasないし外付けHDDのマウント位置および格納ディレクトリーに記述に書き換える
# Target base directory for pictures and films
# Recommended to use absolute path. (Default: current working directory)
target_dir /mnt/nas1/motion <== ここの設定を変更
fstabの修正
raspiの起動時にnasを自動マウントさせるようにfstabの設定を変更する。
$ sudo vi /etc/fstab proc /proc proc defaults 0 0 PARTUUID=3b15c817-01 /boot vfat defaults 0 2 PARTUUID=3b15c817-02 / ext4 defaults,noatime 0 1 # a swapfile is not a swap partition, no line here # use dphys-swapfile swap[on|off] for that //raspi4.local/nas /mnt/nas1 cifs credentials=/etc/fstab.cred,vers=1.0,iocharset=utf8,rw,uid=1000,gid=1000,forceuid,forcegid,_netdev 0 0
//raspi4以降が自分が追記した自動マウントの設定。マウント位置は各自の環境に準じて設定すること。なおcredentials=/etc/fstab.credはユーザー名とパスワードの隠蔽の設定。ユーザー名とパスワードが記載されたfileを作りそれを起動時に参照するようにするもの。自分の場合そのファイルは以下のようになっている。
$ sudo cat /etc/fstab.cred username=hoge password=fuga
このfstabの修正にはだいぶ時間を費やしたのは予想外。起動後のnasのマウントは出来るのに起動時にマウント出来ないということでraspi-configをいじり、以下の設定に変えたことが成功のキーだったかも。
ネットワークが確立するまでbootを保留する、という設定。
自宅の玄関前をターゲットにキャプチャー